映画化決定コメント

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主人公・坂崎磐音役
松坂桃李
 
僕が演じた坂崎磐音は穏やかで静かな空気を纏いつつ心の奥底に青い炎を燃やしている、そんな男です。
年寄り猫のような磐音、彼の中で時間がゆっくり流れているような。
クランクイン前に殺陣や所作に加えて、鰻捌きの練習をしてきましたが、非常に難しく心が折れそうになりました。
本木監督はじめ、アクションチーム、京都のスタッフさん、共演者の皆様に支えていただき、何とか最後まで演じきることができました。
幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になっていると思いますのでよろしくお願いいたします。
 
 
原作者
佐伯泰英
 
「居眠り磐音」は、時代小説としては異例の51巻の長大シリーズだ。松坂桃李君主演で映画化されることになった。私にとって映画化は初めてなら、松坂君にとっても時代劇初主演だそうだ。
私はなぜか初物に強い。文庫書下ろし時代小説という出版形態を確立したのも私である(いささか強引過ぎるかもしれぬが)。これほどの「初物」づくしの撮影現場を京都の太秦松竹撮影所に見物に行った。何十年ぶりだろう、映画スタジオに足を踏み入れたのは。その瞬間、数十年の空白(日芸映画科卒業、撮影助手が最初の仕事だ)が掻き消えて、現場の高揚感と緊張感が私の身を包み込んだ。磐音役の松坂君も初々しかった。初物づくしの映画は、ビギナーズ・ラックを生み出すに違いない、そう原作者は確信している。
 
 
監督
本木克英
 
あたかも娯楽時代劇の傑作に観入るかのような佐伯泰英原作の読み心地を、映画でも現出したいと思いました。
松坂桃李さんという新鮮な才能を得て、本格派の時代劇がよみがえりました。